ある時、
森安さんから
「多数凡人の世界」と
銘打たれたメールが
届いたのです。
そのメールを読んで
この観点こそ
今の日本にとって
必要なことだと
思わせていただきました。
この「多数凡人の世界」は
長い間、
知的障害者や自閉症と
呼ばれ
社会活動の場からは
除外され続けていた
子どもたちと真剣に接し
向き合ってきた
森安さんだから感じ得た
社会全般へのそして
私たち一人ひとりへの
心からの提言であります。
この「多数凡人の世界」は
日本の社会や会社、
またあらゆる組織や
団体・サークルそれぞれが
欠かすことが出来ない
“あるべき姿”であります。
それでは
「多数凡人の世界」観を
充分に
味わっていただきたいと
思います。
是非、共有してください。
「多数凡人の世界」
『大地震や
新型インフルエンザ
などあって、
最近社会では
リスクマネジメントという
新しい概念が
台頭してきている
ようです。
緊急時の備え、ではなく、
普段の会社運営が
どんなことにも対応できる
柔軟性を持つものにしよう、
ということみたいです。
そのいちばんの中心が
「人的資源の多重性」。
例えば大地震があって
社員の
半分が出勤できなくても、
生産が滞らないためには。
みたいなことです。
それには、
普段から
倍の人数をかかえることは
当然できないので、
さてどうするの?と。
これは
チャンスだと思いますね。
私がずっとやってきたことが、
社会のメジャーな考え方に
採り入れられてきたと
思うんです。
少数精鋭といって、
別に精鋭でもない人が、
しかも低いレベルの仕事を
やっているこの社会です。
社会と会社は
同じ構成でなければ、
会社は社会に
貢献しているとは言えません。
排除しているからです。
障害や病気の人もいるから、
社会に貢献できるのです。
社会は少数精鋭で
成り立っているのでは
ありません。
社会は多数凡人です。
会社も、
多数凡人が当たり前。
一人より二人。
二人より三人。
いざというとき、
一人の精鋭では
できないことでも、
二人の凡人なら
できることも多くあります。
障害、病気の
人だけではありません。
私はシルバー人材の
採用もしていますが、
シルバー人材は
キャリアがあり、
一方で体力や年金の関係があり
短時間勤務を希望します。
それなら、
例えば2名採用枠に
4名とか6名とか採用して
順番に出勤すればよい。
いざというときは、
2名の精鋭しか
保有していなければ
その2名が
出勤できなかったら
お手上げですが、
4名や6名いれば
2名分はまかなえる。
普段から2倍3倍の人数を
かかえることは
できるわけです。
外野からは
「人増やしよって」
と罵声を浴びていますが、
人を減らすことが
生産性を
上げることだという、
単純明快な賢い人には
わからないことです。
人を減らすことで、
高いレベルの人が
低いレベルの
仕事までやるから、
生産性が落ちるのです。
私には
リスクマネジメントは
何ら新しい概念ではなく、
既にやっています。
また、
働き手が減っていく
日本と言われていますが、
そもそも現在、
働けるのに
働けなくされている人が
山ほどいることを、
気がついていない人が
多すぎます。
簡単なことですね。
みんなに
役割があるという
当たり前のこと。
排除するのが
好きな社会ですが、
「共に生きよう」と思えば、
視界は360度開けると
思うのだけど。」』
了
いかがですか?
「多数凡人の世界」
その世界観の
根底にあるものは
何でありましょう?
私たち一人ひとりは
それぞれが環境も条件も
役割も違います。
その違いを
上手に組み合わせていく
ジグソーパズルのように
私たちは
その一つのピースなのです。
そのピースは一つ欠けても
パズルは完成しないのです。
その違うもの同士が
「共に生きよう!」と
助け合う世界から
生み出されるものは
思いやりや
優しさや
親切や
創意工夫が
いっぱい詰まった
愛という名の
ジグソーパズルの
完成なのです。
この根底にあるものは
まさしく、
愛そのものです。
愛がない
社会も
会社も
仕事も
不毛であります。
この
「多数凡人の世界」を
それぞれが
それぞれの立場で
それぞれのフィールドで
考えていただき
少しでも
その考えを
受け入れるベースが
育まれてくるならば
私たちの社会は
もっと生きやすい
優しい愛に包まれた
社会になっていくのでは
ないかと思うのです。
この
“子供たちが教えてくれたこと”
も9回連続で
共有していただきました。
最後に
森安さんが
職安が企画した
「発達障害者への
職業ガイダンス」で
依頼され講演をした時の
ジョブガイダンスを
明日、明後日と紹介して
ひとまず、
森安さんと
森安さんの愛する
天使達からの
とってもすばらしい
メッセージは
終わらせていただきます。
生かしていただいて
有難うございます。