2014年9月21日日曜日

“無常観”とは11

本日も
“無常観”について
進めていきます。
 
いろいろと
“無常観”について
書いてきました。
 
どれか一つでも
自分の
心に感じるものは
あったでしょうか?
 
どんなに
この世で成功者と
呼ばれる人でも
“死”は
必ずやってくる
のです。
 
何が成功で
何が失敗なのか
解らないまま
死んで逝くのです。
 
何が幸福か
何が不幸なのか
これも
解らないまま
死んで逝くのです。
 
あの
水呑み百姓から
天下人となった
戦国時代の
出世頭である
豊臣秀吉さんの
辞世の句をみても
それは感じます。
 
「露とおち
露と消えにし
わが身かな
なにわのことは
夢の又夢」
 
「夢のように
この世に
生まれて、
露のように
儚く
消えてしまった
この身で
あることよ。
 
難波(大阪城)で
過ごした
栄華の日々は
何もかもが
夢の中の
夢のように
儚いものだった。」
 
と詠っている
のです。
 
秀吉さんだけでは
ありません。
足利善政さん
と言えば
室町幕府の
8代将軍です。
 
その
足利善政さんの
辞世の句も
すべては夢幻で
あったと
詠っています。
 
何事も 
夢まぼろしと  
思い知る
身には憂いも  
喜びもなし。」
 
また、
戦国の武将で
あった
上杉謙信さん
にしても
下記の如き
辞世の句を
残しています。
 
「四十九年
一睡夢
一期栄華
一盃酒」
 
49年の
我が人生も
一睡の夢の
ようなもので、
この世の栄華も
一杯の酒のような
ものだった。」
 
織田信長さん
にしても
同じです。
 
「人生五十年  
化天の内を
くらぶれば
夢幻のごとくなり。」  
 
やはり
夢幻であったと
詠っています。
 
その
信長さんを討った
明智光秀さんも
 
「五十五年の
夢覚め来たり
一元に帰す。」
と詠っています。
 
このように
平家から始まり
多くの
歴史上の人物が
権力を
欲しいままにし、
栄華を
極めながらも、
 
人生は夢の
ようだったと
口々に
言っています。
 
いみじくも
松尾芭蕉翁が
 
「夏草や
兵どもが 夢の跡」
 
と詠んでいる
そのままの
姿であります。
 
「武将や兵たちが
功を競い
戦い死んでいった。
 
そこには
ただ、
夏草だけが
生い茂って
いるのみである。
 
すべてが
ひとときの夢と
消えてしまった。」
 
これは
何も
その時の
戦国武将や
兵どもだけの
ことでは
ないのです。
 
今の時代は
形を変えた
戦国時代で
あるのです。
 
私たちも
同じことなのです。
ほとんどが
何かの組織に
属しています。
 
社会や会社の
利益のために
内部で競い合い
他の同業とも
競い合い
戦っています。
 
今を精一杯
生きる姿は
大事なことでは
あります。
 
しかし、
精一杯生きる
方向が
違っていれば
 
それは
取り返しの
つかないことに
なってしまいます。
 
そのことを
あまり
重要視しませんが、
大切な
ことなのです。
 
それは
単なる
時間の浪費を
しているに
過ぎません。
 
それは
忙殺と言って
心を亡くし
人も自分をも
殺している
ことなのです。
 
「忙しい!
忙しい!」と
埋没し
重要な仕事を
していると
錯覚して
しまうのです。
 
こういう人は
たくさんいます。
 
目的が
権力を
得ることや
栄華を極める
ということだけに
精一杯
自分の精力を
注がれるのなら
 
最期は
後悔に終わる
人生と
なっていくでしょう。
 
生きる手段として
自分が
生きやすいように
精一杯
頑張るのは
いいですが
 
それは目的では
ないのです。
 
あくまでも
人間としての
目的と言うのは
このブログで
いつも
言っていますが、
 
“無常”の中に
あっても
色褪せる
ことのない、
 
不易のもの
変わらないものを
獲得し
人間として
生まれてきて
良かったと
思える人生の
ことを
目的としています。
 
お釈迦さまは
大無量寿経の中で
こう
仰っています。
 
「大命将に
終わらんとして
悔懼交至る。」
 
大命とは
肉体生命のこと。
悔懼(けく)とは
悔とは後悔、
懼とは怖れのこと。
交(こもごも)は
繰り返し
代わる代わる
という意味なので、
 
「臨終に際し、
心眼に
迫ってくる
後生の怖れと
後悔の思いが
代わる代わるに
襲ってくるのだ!」
と言うこと
であります。
 
それは
大部分の人が
そうなるのだと、
お釈迦さまは
言っていられる
のです。
 
「だから
急ぎなさい
後生は
すぐそこまで
来ているの
ですよ!
 
もたもた
している暇は
ありませんよ!
 
このままでは
喜びの心が
ないままに
死んで
しまいますよ!」
と言って
くれているのです。
 
私たちに
明日はありません。
 
一日一生の
念いを持って
今日を
生きるのです。
 
後悔の無い
人生の為に
 
生かしていただいて
有難うございます。
 
 
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角田 政治
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