2014年12月25日木曜日

メリー・クリスマス2

今日も
こころの
チキンスープから
引用します。
 
シェアしてください。
 
“ベンのプレゼント” 

『毎日
牛乳配達するベンは、
11月末に、
お得意さん2人に
たまった
牛乳代を払わずに、
引っ越されて
しまいます。

そして彼が
そのツケを
埋め合わせる
羽目になり、
 
1人は、
20
ドル、
もう1人は
79ドルもあり、
かなり
落ち込んで
いました。

そして、
こんなふうに
言っていました。

「この奥さんが
また美人でねぇ」
と彼は言った。

「子どもは
6人いたが、
もう一人
おなかにいて、
だから、
信用したんだなぁ。
ああ、
おれは
なんてバカだ!
 
人のために
いいことを
していると
思っていたのに、
痛い目にあったよ。
だまされちまった!」

私は、
「お気の毒に」
と言うのが
精一杯だった。
 
(略)

私は慰めの言葉を
口にして、
なりゆきを見守る
ことにした。

だが、
ベンが帰った後、
私は自分が
なんとか彼の力に
なりたいと
思っていることに
気がついた。

このままでは、
ベンは
暗い人間になって
しまうかも
しれない。

何か私に
できることは
ないだろうか?

ふと、
クリスマスが
近いことに
気がつき、

祖母が
昔口癖のように
言っていた言葉を
思い出した。

「誰かに
物を盗まれたら、
それをその人に
あげて
しまいなさい。
そうすれば、
もう盗まれること
はないよ」

つぎに
ベンが
牛乳を配達
してくれたとき、
 
私は
79ドルの件で
うっぷんを
晴らす手がある
と言った。

「そんな手がある
わけないでしょ。
でもとにかく
教えてください」

「牛乳は
その
女性にあげたと
思いなさい。
 
子ども達への
クリスマス
プレゼントだった
と思って」

「冗談じゃない」
と彼。

「そんな高い
プレゼントなんて、
うちの
女房にだって
やったことは
ないよ」
 
(略)

私はそこで
口をつぐんだが、
ベンならきっと
わかってくれると
信じていた。
 
彼が
配達にくるたび、
2人は
そのことで
軽口を
たたき合った。

「もう彼女に
牛乳をあげた?」
と私が聞く。

「いや」
と彼が切り返す。

「でも、
またどっかの
美人の
お母さんに
カモられる前に、
 
うちのやつに
79ドルの
プレゼントを
してやろうかと
思っているよ」

私がこの質問を
するたびに、
彼の口調も
軽やかになって
いった。

やがて、
クリスマスの
6日前に、
あることが
起こった。

彼が満面の笑みを
浮かべ、
目を
キラキラと輝かせて
やってきた。

「やったよ!
牛乳をあの人に
クリスマス
プレゼント
しちゃった。

いやあ、正直
きつかったけど、
たいしたこと
じゃない。
 
牛乳そのものは、
とっくに
くれて
やっちゃってる
んだし、
そうでしょう?」

「そうよ」
私は
彼といっしょに
喜びながら、

「でも、
本気でそう思って
贈らなきゃ
ダメだわ」

「わかってますって。
本気ですよ。
 
ああ、
いい気分だ。
だから、
クリスマス
ってのは、
めでたいんだよね。

あの家の
子ども達は、
おれのおかげで
たっぷり
牛乳が飲めたじゃ
ないですか」

クリスマス休暇が
きて、
やがて終わった。

2週間後、
よく晴れ上がった
一月のある朝、
ベンが玄関先に
小走りに
かけてきた。

「いやぁ、
聞いてくださいよ」
と言って、
にこにこしている。

彼の話では
同僚の
ピンチヒッター
として、
いつもとは
別の配達ルートを
回っていると、
誰かに
名前を呼ばれた。

振り返ると、
1人の女が
手にした紙幣を
振りながら
走ってくる。

あの
子だくさんの
美人の母親だった。

腕には、
おくるみに
くるんだ
生後間もない
赤ん坊を
だいている。

「ベン!
ちょっと待って!」
女は
大声で言った。

「あなたにお金を
渡さなきゃ」

ベンは
トラックを止めて、
外に出た。

「ごめんなさいね」
と女は言った。
「支払いを
しなきゃって、
ずっと
気にかかって
いたんだけど」

話を聞くと、
彼女の夫が
ある晩
帰宅して言った。

「おい、
安いアパートを
見つけたぞ。
それに、
夜の仕事も
見つかったんだ!」
 
それで
急に引っ越す
ことになり、

その
どさくさのせいで
ベンに
転出先のメモを
残すのを
忘れたのだと言う。

「でも、ちゃんと
貯めておいたの。
ほら、
まず手始めに
20ドル」

「いいんだよ」
とベンは言った。
「もう
払ってあるんだ」

「払ってある!」
女はビックリした。

「どういうこと?
誰が払ったの?」

「おれだよ」
彼女は、
彼がまるで
神の使いで
あるかのように
彼を見、
やがて
泣き出した。

「それで?」
ベンが
話し終えるのを
待って、
私は尋ねた。

「あなたはそれで
どうしたの?」

「どうしたら
いいのか
わからなくてさ。
 
泣いている
彼女の肩に
手を
まわしたけど、
いつのまにか
おれまで
涙が出てきて。

なんで
泣いているか
わかんなかった
けど、
泣いていた。

それから、
あの
子ども達が、
コーンフレークに
おれの牛乳を
かけて
食べている様子が
目に浮かんで
きてね。

おれ、
奥さんの
言うとおりにして
本当によかった」

「それじゃ、
その20ドルは
受けとらなかったの?」

「もちろんさ」
彼は憤然と言った。

「あの牛乳は、
おれからの
彼女への
クリスマス
プレゼント。
でしょう?」
 
シャーリー・バチェルダー
 
いかがでしょう。
 
このお話も
出来事の持つ
意味を
語ってくれています。
 
生かしていただいて
有難うございます。
 
 
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角田 政治
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