2015年4月3日金曜日

“桜の時季に感ずること”

東京は
少し
風が吹いています。
先ほど外に
出て見ると
 
桜の花びらが
どこからともなく
ふわりふわり
飛んできます。
 
牡丹雪とは
いいますが、
桜雪なるものが
あるのでしょうか。
 
思わず
どこの桜の
プレゼントなのか
 
一瞬の心地よさの
送り主の元へ
ふらふらと
ひとりでに
足が向くのです。
 
今日も
感謝の種が
できました。
有り難いことです。
 
桜の季節が
過ぎると
ただ存在していた
桜の木ですが、
 
それが
決まって
自分の季節になると
一年間
私たちの
苦しみ悩みを
見つめてくれていて
 
優しく広い心と
包容力で
私たちを
抱きとめてくれる
 
そんな
慈悲の花びらを
目いっぱいに
咲かせて
くれるのです。
 
ただ、
感謝であります。
 
さまざまの事
おもひ出す桜かな 
(松尾芭蕉)
 
芭蕉の句ですが
必然的に
あなた(桜)の中に
溶け込んで
内省的に
なるのです。
 
また桜の花は
諸行無常を
感じる
代表的な花でも
あります。
 
古くから
和歌で詠われた
無常も数知れず
ありますね。
 
代表的なものを
いくつか
紹介しましょう。
共有してください。
 
“散る桜 残る桜も散る桜”
 
これは良寛さんの
辞世の句です。
 
風で散っていく桜も
残っている桜もある。
しかしやがて必ず
散らねばならない。
 
これは
自分は今死んでいく。
あなたはまだ
生きているが
必ず
死んでいくのだ。
 
確実に訪れる
私たちの未来の
無常を桜に
重ねました。
 
もう一首
 
“花の色は
うつりにけりな
いたづらに
我が身世にふる
ながめせしまに“
(古今集)
 
この歌は
「小野小町か
楊貴妃か」
と風靡をした
美人の代名詞と
して語られ続けて
いられる
小野小町さんが
晩年に
差し掛かった時
詠われた和歌です。
 
「花の色は
うつりにけりな
いたづらに」
 
あの美しく
咲いている
桜の花も
やがて色あせて、
散っていく
 
「我が身
世にふる」は、
時間が過ぎていく
「世に経る」と
雨が
「夜(よ)に降る」
を掛けことばに
しています。
 
「ながめせしまに」は、
「眺めている間に」と、
「長雨(ながめ)が
降っている間に」とを
掛けことばに
しています。
 
長雨にあって、
あっという間に
色あせて
散っていく桜の
ように
私の容貌も
うつろい衰えてゆく
という哀れを
詠ったものです。
 
“ひさかたの
光のどけき春の日に
しずこころ
(静心)なく
花の散るらむ
(新古今和歌集)
 
紀友則の和歌です。
 
久しぶりの
こんなに
のどかな春の日
だというのに
なんで
すぐに桜の花は
散ってしまうの
であろうか。
 
これは
昔も今も
桜に対する
素直な思い
なのでしょうね。
 
だからこそ
美しさも
際立つのかも
知れません。
 
是非
散る前に
皆様も
桜の花を
それぞれの感慨で
愛でて
いただきたいと
思います。
 
生かしていただいて
有難うございます。
 
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角田 政治
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