2015年4月13日月曜日

”生きる意味を考える“7

前回紹介しました
ティク・
ナット・ハン
禅師の番組が
 
昨日
NHK  Eテレにて、
2回シリーズの
第2回目が
放送されました。
 
御覧に
なられました
でしょうか?
 
今回は
自分を見失わずに
生きる。
 
私たち
ひとりひとりが
目覚めて
いくことの
大切さを
語っています。
 
「ひとりひとりが
ブッダになる・・・」
というテーマです。
 
私たちは
両親や伴侶や
子供たち
友人や兄弟等
大切な方を
失った現実を
どのように
受け止めたら
よいのでしょうか?
 
お釈迦さまの
いうところの
愛別離苦の教え
 
愛するものと
別れなければ
ならない
苦しみです。
 
その中で
死によっての
別離は
苦の真理における
最大の
悲しみであり
苦しみと
いえましょう。
 
お釈迦さまは
死をどのように
捉えて
いられるのでしょう。
 
解りやすく
いいますと
死後はあるのか
ないのかという
点です。
 
これは
読者の方でも
意見が
分かれるのでは
ないでしょうか?
 
一つは
死んだら無になる
という見解です。
 
死んだら
灰になって
土にかえるだけで
魂なるものはない。
とする虚無的な
見解のことを
言います。
 
これを
仏教用語で
無見といい
断見ともいいます。
 
もう一つは
死んでも
魂が生前と
同じように
存在する
と見る考え方です。
 
これを
有見(うけん)
或は常見といいます。
 
それでは検証です。
お釈迦さまは
どう言われている
のでしょう?
 
阿含経という
お経の中で
こう言われています。
 
「因果応報
なるが故に
来世なきに非ず、
無我なるが故に
常有に非ず」
 
この意味を
解説して
いきましょう。
 
因果応報に
つきましては
何回も
取り上げて
おりますので
特に
解説はしませんが
 
因果経という
お経の中で
明快にこう著して
います。
 
欲知過去因 
当観現在果 
欲知未来果 
当観現在因
(因果経)

これは
“過去の因を
知らんと
欲すれば 
まさに現在の果を
観るべし 
 
未来の果を
知らんと欲すれば 
まさに現在の因を
観るべし“
 
これを
三世因果といいます。
 
このように
三世を貫いて
過去の世で
蒔いたタネに
応じた結果が
現在に
現れています。
 
また、未来世の
運命を
良くしたいと
思うのならば、
それは
今、現在の
タネ蒔き
(行い)次第ですよ!
 
という
教えですので、
 
死後は
何も無くなる
という無見
(断見)は
間違いという
ことになります。
 
また、
「無我なるが故に
常有に非ず」とは、
どういうこと
でしょうか?

“無我”とは
我が無いと
いうことです。
 
我が無いのだから
死んだら
何も無くなるのだ
と誤解をしている
方が仏教学者でも
おります。
 
これはよく
無見の根拠
として言われます。
 
しかし“無我”の
本当の意味は、
 
固定不変の
我が無い
ということです。
 
一切は
因と縁が
結びついて
生じています。
 
因と縁が
離れれば
消滅する
ということで、
「無我なるが故に
常有に非ず」です。
 
従って
有見(常見)も
間違い
ということに
なります。
 
“ 引き寄せて、
結べば柴の庵にて 
解くれば
もとの
野原なりけり“
 
という歌が
あります。
 
庵は、
柴を結ぶことで、
出来上がります。

しかし、
解いてしまえば
その庵の実態は
無くなって
しまいます。
 
だからといって
芝は元の野原と
しては有るのです。
 
このように
諸法は
(すべての存在)
変化をし続けて
います。
 
従って
常住のように
考えることも
ものの実在の
一面性のみに
とらわれた
執着する考えで
偏見であります。
 
固定不変の我は
ありませんので、
死んだならば
魂が生前と
同じように
存在する
わけでは
ありません。
 
しかし
永遠の生命を
生きる
存在では
あるのです。
 
ティク・
ナット・ハン禅師は
このように
仰有っています。
 
“水を温めると
わずかな時間で
水は無くなります。
 
しかし、
水は無くなった
わけでは
ありません。
 
蒸発して雲になって
気持ちよさそうに
ふわりふわり
浮いています。
 
そしてある時に
雨や雪となって
私たちの元に
帰ってきます。“
 
「 no birth,no death 
(ノーバース、ノーデス)
 
“すべての命は
死ぬことなく、
姿を変えて
生き続けるのです“ 
 
ハン師の教えの
真髄は
お釈迦さまの
教えに基づいた
「マインドフルネス」
という
 
今、この瞬間に
存在している
確かな自分に
気づくこと。
 
そして
生死を超えた
慈しみの心で
世界を見つめること
 
生かされている
ことへの感謝や
今、このままで
幸せであることを
知ることを
私たちに
教えて
下さっているのです。
 
生かしていただいて
有難うございます。
 
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角田 政治
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